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トヨタ、3年ぶりベア見送りへ 賃下げ回避が焦点
トヨタ自動車グループの労働組合で組織する全トヨタ労働組合連合会(304組合、組合員31万6000人)は15日、2010年春闘の基本方針案を発表した。ベースアップにあたる賃金改善の統一要求を3年ぶりに見送る一方で、定期昇給分に当たる賃金カーブ維持を求める。一時金については年間5カ月以上を要求する。同日午後に開く、中央委員会で提案し、16日に正式決定する。
春闘相場に大きな影響力を持つ、トヨタ労連のベア要求見送りで、今春闘でのベアゼロの流れが固まるのは確実。定昇を確保し、実質的な賃下げを回避できるかが、交渉の焦点となる。
自動車市場は回復の兆しが出ているものの、トヨタ自動車が2010年3月期決算で赤字を見込むなど厳しい経営環境が続く中、ベア統一要求は困難と判断した。記者会見した東正元会長は「業績もまだら模様で物価上昇がないなか、ベア要求には至らなかった」と説明した。
1月15日 産経新聞
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