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上場企業希望・早期退職 7年ぶり2万人超 二番底懸念 進む正社員削減
2009年に上場企業が募集した希望、早期退職者の合計が2万2713人に上ったことが、民間調査会社、東京商工リサーチの調べて分かった。2万人を上回るのは、ITバブル崩壊後の02年以来7年ぶり。政府は09年度第2次補正予算案でも雇用対策を盛り込んでいるが、急激な円高やデフレで企業のリストラがさらに加速する可能性もある。
東京証券取引所などに上場する企業のうち、12月4日までに希望、早期退職の募集を公表し、内容が確認できたものをまとめた。それによると、希望、早期退職者の募集を行った企業は186社で、前年(68社)の約2.7倍に急増した。特に、上期に募集した企業が145社と大部分を占め、昨秋のリーマン・ショック以降の急速な景気悪化を浮き彫りにした。
産業別では、電気機器(27社)が最多で、卸売(23社)、機械(21社)が続いた。市場区分別では、東証一部が最も多い81社、次にジャスダックが55社だった。募集規模は、186社中、人数を公表した184社の合計で2万2713人で、08年(8979人)の2倍以上になった。昨年は製造業を中心に非正規社員などの「派遣切り」が相次いだが、今年は、正社員にもリストラが拡大したのが特徴だ。
個別企業で募集規模が最も大きかったのは、消費者金融大手のアイフルと、電機メーカーのパイオニアで、いずれも1300人。このほか、医薬品卸売のメディパルホールディングスが1000人、三洋電機が845人(応募)だった。100人以上の企業が70社にのぼった。募集企業は夏以降減少していたが、10月には無料求人情報誌発行のアルバイトタイムスが100人程度、11月には消費者金融大手のアコムが550人の希望退職者の募集を行うなど、再び増加傾向になっている。
東京商工リサーチは「景気の腰折れ懸念が高まり、企業リストラが再び加速する可能性が出ている」と指摘している。
12月12日 フジサンケイ ビジネスアイ
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